ホームページの保守費用の相場はいくら?運用・保守契約すべきかの判断ポイント3つ【料金早見表】 | 東京都の墨田区にあるホームページ制作・Web制作・イラスト・デザイン制作会社 TenCy株式会社
2021.12.8 2026.7.26

ホームページの保守費用の相場はいくら?運用・保守契約すべきかの判断ポイント3つ【料金早見表】

ホームページやウェブサイト・ウェブシステムの制作を外注する際に提示された見積書をみて、多くの方が悩むポイントがあります。それは、「ホームページ・ウェブサイトの保守費用」という項目です。この項目で具体的に実施してもらえる作業が分かりにくく、本当に必要なのかと考えてしまうかもしれません。

見積を依頼した制作会社にもよりますが、月額で数千~数万円以上の金額が見積もられていることも。ずっとこの金額がランニングコストとして乗っかってしまうと、本当に契約すべきか悩んでしまいますね。

そんな悩みの種であるホームページの運用と保守について述べたいと思います。ホームページの制作の流れについてはこちらの記事もご覧ください。

ホームページの保守・管理とは何をすること?

ホームページの保守とは、Webサイトを公開したあとも、安全に・正しく・止まらずに使い続けられる状態を維持するための管理・更新作業のことです。単なる更新代行ではなく、サーバーやシステムを含めた継続的な管理運用支援サービスとして定義されています。

ホームページは公開した瞬間が完成ではありません。公開後も次のような変化やリスクにさらされています。

  • WordPressやプラグインの脆弱性を突いた攻撃(改ざん・乗っ取り)
  • SSL期限切れ、ドメイン期限切れによる表示エラー
  • アップデートによるレイアウト崩れ・機能停止
  • サーバー障害や設定変更による表示不具合
  • フォーム送信不達など、気づきにくいトラブル

こうした問題を未然に防ぎ、起きたときは早期復旧するのが保守管理の役割であり、制作会社と保守契約を締結することです。

「保守」と「運用」は何が違う?

この2つは混同されがちですが、役割が異なります。

保守:サイトを安全に動かし続けるための管理
運用:サイトを成長させ、成果を出すための改善活動

と解釈することが一般的です。WordPressコアやプラグイン・テーマ・PHP更新・バックアップ管理は「保守」、記事追加やSEO改善などのサイトの価値向上の取り組みは「運用」という整理になります。

ホームページの保守で行う主な作業

サイト制作・運用支援会社 各社の「ホームページ保守」で共通して挙がりやすいのは、次の作業領域になります。

1) サーバー・ドメイン管理

  • サーバー契約・更新、DNS設定の管理
  • ドメイン期限管理、更新作業
  • 環境(PHP等)のバージョン管理・互換性確認
  • SSL更新・期限管理

2) CMS(WordPress等)のアップデート

WordPressサイトの場合、保守の中心は「本体・テーマ・プラグインのアップデート管理」になります。更新をしないとセキュリティ面のリスクが増えるため、常に最新のバージョンにしておくことが重要です。

  • 本体の更新、テーマ/プラグイン更新
  • 更新前のバックアップ
  • 更新後の表示・動作確認(フォーム、主要導線など)

3) バックアップと復元体制

  • 定期バックアップ(ファイル+DB)
  • 障害時の復元対応

4) 死活監視・不具合対応(緊急対応)

  • 表示崩れ・エラーの調査
  • 暫定復旧(一次対応)+原因特定+恒久対応

ホームページ保守費用の相場【料金早見表】

ホームページの保守費用は「どこまで任せるか」で大きく変わります。一般的な相場観を、対応範囲別に整理すると次のようになります。

プラン月額の目安含まれる内容向いている会社
自社運用(実費のみ)1,000円〜5,000円程度サーバー・ドメイン・SSLの実費のみ。作業はすべて自社対応社内にWeb担当者がいる
保守の基本のみ委託
(弊社:ライトプラン)
5,000円〜2万円CMS・プラグイン更新、バックアップ、SSL管理、軽微なテキスト・画像修正名刺代わりのサイトとして「安全に維持」できれば十分
保守+更新代行
(弊社:スタンダードプラン)
3万円〜5万円基本保守に加え、お知らせ・ページの更新代行、トラブル時の優先対応、SEOのための運用支援社内にシステム担当者がいないが、広報担当者はいる(情報発信等は自分で運用)
保守+SEO運用
(弊社:プロモーションセットプラン)
5万円〜20万円上記に加え、アクセス分析レポート、SEO改善、コンテンツ企画・制作ホームページから集客したい/サイトをフルに活用したい

※金額は一般的な相場の目安です。サイトの規模、サイト構築の仕組み、システムの機能の内容、制作会社の稼働工数などの条件によって変動します

相場を見るときの3つの注意点

  1. 「保守」と「運用」のどちらが含まれるかを確認する — 同じ月額1万円でも、システム維持だけの会社と、ページ修正まで含む会社があります。金額だけの比較は危険です。
  2. 実費(サーバー・ドメイン・SSL)が込みか別かを確認する — 見積書で「保守費用」に実費が含まれているか、別途請求かで実質のコストが変わります。
  3. 極端に安い保守には範囲の狭さが隠れていることも — 「月額3,000円で保守します」の中身が実はサーバー実費の立替だけ、というケースもあります。含まれる作業の一覧を必ず書面で確認しましょう。

なお弊社では、集客・情報発信まで含めたSEO運用込みのプランを月額5万円〜でご提案しています(詳細は後述の「弊社のホームページの保守・運用費用の内訳は?」をご覧ください)。


WordPressのホームページ運用・保守契約で実施している、具体的な作業

ホームページは、新規に作成して公開した後は、徐々に掲載している情報の鮮度が落ちていくことになります。そのため、ホームページの価値は継続的に劣化している、という認識を持つことが大事です。

例えば、新着のお知らせ記事が1年前までしかなかった場合、そのホームページをみた利用者はどのような印象を持つでしょう?この会社はちゃんと事業を継続しているのかな、特に更新するような内容が無い変化のない会社なのかな、ホームページの更新にも時間を割けないほど忙しいのかな、と、色々な疑念が生じてしまいます。

お客様候補である閲覧者に、最初の時点で悪い印象を与えてしまいかねません。そのため、ホームページは継続的に更新・ページ追加を行って、鮮度を維持することが大切です。それが、ホームページの保守契約の一つの役割です。

ホームページの保守契約期間では、制作会社は契約に記載された範囲の中で以下の作業をしています。これらの作業をどのように見積もるか、が、保守契約を結ぶかの判断になります。

WordPressの本体のバージョンアップ対応

WordPressはオープンソースであり、日々セキュリティ対策や機能拡張などのアップデートが行われています。また、悪いことを企む人たちもその中身を解析して、脆弱性を探し、ウィルスやアタックを仕掛けたりしています。まさに、いたちごっこの様相を呈しています。

うちみたいな零細会社のホームページなんて大丈夫でしょ、と考えてはいけません。私の所属する団体(月間数千程度のアクセスだと思います)のホームページが乗っ取り被害にあった、ということもあり、かなり身近なトラブルとして存在します。

WordPressのアップデートは、ボタン一つで更新が成功することも多くあります。一方で、手の込んだ複雑なサイトの場合は、ボタン一つではうまくいかずにサイトが崩れてしまったり、表示されなくなってしまう可能性もあり得ます。そのため、更新作業は以下のように手続きを踏んで検証してからバージョンアップを行います。

ボタン一つで終わるのではなく、想像以上に大変な作業であることが理解いただけると思います。

WordPressのテーマ・プラグインのバージョンアップ対応

WordPressは便利な仕組みで、世の中に様々な制作の効率化をしてくれる機能やテンプレートが存在しています。これらを利用することで、制作時のコストを下げられます。

一方で、世の中の既存テンプレートや部品(プラグイン)を利用することで、それらもWordPress本体と同様にアップデートが生じることになります。こちらも同じように、ボタン一つで更新することは可能です。ですが、更新がうまくいかず機能が使えなくなったりサイトやページが表示されなくなったり、トラブルが生じることもよくあります。

実際に、数年前ですが「とあるプラグインを更新したら画像を記事に挿入できなくなってしまった」と相談をうけたことがあります。原因は、プラグインをアップデートしたところ、別のプラグインに干渉してしまってそちらが機能しなくなってしまう、というプラグイン同士の相性の問題が生じてしまったためでした。

こういったケースが起こることは稀ですが、ゼロではありません。簡単に更新できるように見えて、トラブルが起こる可能性はゼロにはならないものです。

SSLサーバー証明書の更新

「SSLサーバー証明書」とは、簡単にいうと、ホームページのURLの部分で http”s” とsがついた状態にするための手続きに必要なものです。Webサイトの運営者の実在性を証明し、通信を暗号化することでサイトのセキュリティを高めて、閲覧者に安心してサイトを見てもらうための対応作業の一つとなります。

SSLサーバー証明書は有効期限があるため、定期的に更新作業が必要となります。WordPressのレンタルサーバーであれば無料SSLで自動更新に対応しているケースもありますが、有料SSLを利用した場合など更新手続きを逐次確認しておく必要があるケースもあります。保守管理作業の一つとして、SSL対応があります。

問題が起こったときのトラブル対応として暫定的な対策調査・根本修正の対応

制作完了後、一定期間は不具合やトラブルが生じた場合に無料でサポート・対応してもらえることもあります。ですが、いつまでも無料で対応してもらえるという訳にはいきません。また、不具合やトラブルが生じたとしてもそこに制作会社側に問題が無いこともよくあります。

例えば、既存システムの仕様変更やレンタルサーバー側の変更、ユーザー側の操作に問題があった、等、色々なケースでトラブルが生じます。これらの対応を、保守契約を結んでいることで迅速に対処してもらえることになります。

ちょっとしたホームページの修正やカスタマイズ

テキストの変更や画像の差し替えなど、簡単な変更であれば保守契約の範囲内で対応してもらえることもあります。大がかりな変更やページの新規追加などは別途見積となりやすいですので、余り期待しすぎるのも良くはないところです。

契約内容にどこまで対応してもらえるか記載があるはずですので、契約書をしっかりと確認しましょう。

ホームページの保守契約を締結すべきかどうか、3つの判断基準とは

ホームページの保守契約が必要な理由は

ホームページ上には多くのコンテンツがあり、コンテンツごとにテキストや画像、コードなどが使われています。公開時に不具合が紛れ込んでいたり、公開時と現在で方針が異なって画像やテキストを差し替えたい等、公開後に対応しなくてはならない場合も多くあります。

また、コンテンツのアップデートが何ヵ月もおこなわれていない、つまり最新の情報に更新されていないWebサイトは、適切な情報が届けられていない問題のみでなく、Google検索の順位にも影響を与えます。更新が止まったサイトは検索順位が徐々に落ちていき、SEOの観点でも悪い影響が生じます。

ホームページのシステム面では、CMSやプラグインの更新管理や、ドメイン、サーバー、SSLの契約更新作業などもあります。これらの更新作業を怠ると、ホームページが表示されなくなってしまいかねません。

弊社の基本スタンスとしては、ホームページの運用・保守契約は結ぶべきだとしてお客様に提案しています。理由は、セキュリティ対策やトラブルは問題が起こってしまった時の被害が甚大であることから、そのリスクは可能な限り抑えておきましょう、ということです。

ですが、ランニングコストになるとお金が払えないよ、という意見も分かる部分でもあります。そのため、判断ポイントをいくつか挙げてみたいと思います。

判断ポイント①ホームページ制作のシステム(CMS)は何を利用したか

これまではWordPressを採用してサイトを制作した、という前提で記述していましたが、それ以外のサイト制作の仕組みを採用しているケースもよくあります。別のサービスであれば、サービス提供者側が自動的にバージョンアップを行うため、わざわざ手動でアップデートしなくてもいい、という可能性もあります。

具体的には、WixやJimdo、ペライチ、Studioなどが挙げられます。

これらのサービスの場合は、システム提供者側である程度のセキュリティを担保してくれています。システムの更新によってサイトが崩れたり閲覧できなくなることも無いでしょう。

一方で、WordPressは日々バージョンアップが実施されます。WordPress本体のみでなく、プラグインやテーマ、レンタルサーバーのPHPバージョン等、複数のシステムのバージョン管理を自身でする必要があります。いずれも、可能性は小さいですがバージョンアップを行うとサイト崩れなどが生じるリスクはありますが、更新しないとセキュリティ対策が不十分となってしまいます。

判断ポイント②自社でバックアップとバージョン更新を対応できるか

WordPressの更新やテーマ・プラグインの更新は、アップデートをとりあえず試してみる、というだけであれば、プログラムの技術は無くとも実施可能です。もし更新してみてトラブルが生じた場合に相談できる相手がいるのであれば、自分たちで頑張ってメンテナンスしてみる、というのも選択肢になります。

つまり、WordPressで作られたサイトは制作会社のスタッフ相当の人材が必要となる、という前提で制作を検討する必要があります。

判断ポイント③内製して情報システム部門を立ち上げるべきか

今、盛んに言われている「DX」。これを進めていくうえでは、IT部門を内製化していきましょうというのがキーワードになっています。それなりの規模の中小企業であれば、情報システム部門を立ち上げることを考えなくてはいけない時代になってきています。

これを機に、情報システムに対する人材を獲得してみる、というのも検討の余地はあるのではないでしょうか。

保守契約で確認すべきポイントまとめ

保守契約の契約内容で必ず確認しておきたいことを、まず紹介します。制作会社から契約書案を受け取ったら、次の観点をしっかりチェックしておきましょう。

  • 含まれる範囲:更新・バックアップ・緊急対応・軽微修正の範囲はどこまで?
  • 対応時間:平日営業時間のみ?緊急時は?
  • 復旧方針:一次対応(暫定)と恒久対応は分けてくれる?
  • 追加費用条件:どの作業がオプション扱いになる?

弊社のホームページの保守・運用費用の内訳は?

ホームページは、維持するだけでも多少の費用がかかります。それらをまとめてホームページ制作会社に保守費用として発注することもあれば、それぞれの費用は個別に発注側が各社と契約することも可能です。ホームページの保守・運用費用は、以下の内容が含まれています。

レンタルサーバー費用

レンタルサーバー会社と契約する費用です。月額で数百円~利用規模とスペックに応じて数千円、数万円以上となることもあります。小規模事業者のホームページ(数ページ~数十ページ)であれば、月額数百円~1,000円程度のプランで充分と判断しています。

弊社がおすすめするレンタルサーバーはXserver、もしくは、さくらインターネットが多いですね。

ドメイン費用

ホームページのURLを取得するための費用です。1年契約もしくは複数年契約であることが多く、年間で数百円~数千円程度かかります。会社の定番ドメイン「.co.jp」は年間3,000円程度ですね。

なお、レンタルサーバーと同時に契約することで.comドメインが無料で一つ利用できるキャンペーンが時々レンタルサーバー会社で実施されています。小規模な事業者で、会社/事業サイト1サイトを運営したい場合はこちらで充分なケースが多いでしょう。

SSL証明書の費用

こちらは、中小規模であれば無料のLet’s Encrypt で充分なケースもあります。ですが、有料のSSL証明書を利用する場合は維持コストとして見積もることが必要です。

こちらの記事もお勧め

保守費用の内訳のうち、以下は制作・保守管理会社との契約内容次第です

トラブル対応、バージョンアップ対応

何らかのトラブルでホームページが表示されなくなったり、悪意のある攻撃をうけて表示がおかしくなってしまったり、システムの最新バージョンがリリースされて更新が必要となった場合の対応費用です。

この作業を依頼する場合は、バックアップの取得と管理もセットで実施してもらえるか確認すると良いでしょう。

コンテンツ管理・更新費用

こちらが最も重要と考えている費用になります。ホームページは作成しただけでは時間経過とともにその価値も劣化していきます。新たなコンテンツを公開して最新の情報を発信し、事業内容の変化に合わせてメンテナンスすることが重要です。

更新が止まった古い内容を公開しているホームページは、むしろ利用者にとってはデメリットとなります。間違った情報が公開されている場合は早急にメンテナンスを検討することをお勧めします。

SEO対策・アクセス分析レポート費用

コンテンツ管理運用と合わせて、SEOの改善によるアクセス数増加を目指す場合はレポートや改善活動を含めて保守管理として契約する必要があります。

こちらを契約する場合は、弊社は月額5万円~を最低目安としてご提案しています。広報人材を一人雇うよりは安く、定期的な更新と発信をサポートします。

弊社のホームページの保守・運用についてのスタンスは?

弊社は、ホームページが価値のある資産となるためには運用をしっかり継続していくことが重要です。ホームページのSEOを期待して制作を依頼されることもありますが、SEOはサイト作成時の考慮よりも運用管理での考慮のほうが重要性の比重が大きくなります。

基本的には、保守管理も含めて広報宣伝活動として予算を確保して運用することをお勧めしています。Google検索からの流入を狙うためには、情報発信を戦略的に実施していくことが重要です。


ホームページの保守契約に対するまとめ

トラブルが起こってからでは遅いため、大きなリスクとなり得るホームページの取り扱いは、もっとしっかり社内で検討すべき事項だと考えています。制作・公開して終わりではなく、その後の対応や取り扱いも含めて制作時にしっかりご検討くださいね。

弊社でも、保守契約に応じた対応をサポートしております。お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

高仲 秀寿

高仲 秀寿

TenCy株式会社 代表取締役/中小企業診断士

TenCy株式会社代表取締役。中小企業診断士として、中小企業の経営・事業課題に向き合いながら、Web制作・Webマーケティング・DX・生成AI活用など、デジタル領域を中心とした支援に携わる。

企業のWebサイト制作や運用、業務改善、ITツールの導入・活用など、実際の支援現場で得た知見をもとに、経営者やWeb担当者が実務に活かせる情報を発信。

「TenCy通信」では、Web・IT・生成AI・DXをはじめ、中小企業向けの補助金・助成金や公的支援制度などについて、公式情報や一次情報を確認しながら、できるだけわかりやすく解説している。

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