ホームページ制作会社の選び方、重要チェックポイントを解説します!
目次
ホームページは、今や企業・個人事業主にとって「持っていて当たり前」のものとなっています。銀行等に口座開設や融資を申し込む際にも、ホームページの有り無しでリアクションが変わる、など、起業・創業時点でもホームページを持っていることのメリットがあります。
また、もう一つの問題として一度制作したまま放っておかれているホームページも、特に世の中小企業で多く存在します。補助金の経費補助対象となることも多く、補助金採択を機に10年ぶりにリニューアルしたい、というご相談を受けたこともあります。
重要性は増しているものの、中小企業や小規模事業者では自社で管理運用できず、外注スキルや経験も無い。そんな会社でホームページ制作を任されたらどうすればいいでしょうか?自社でできなければ、当然制作会社に外注する必要がありますが、どのように制作会社を選べば良いでしょうか。
この記事では、どんなお悩みに制作会社として回答します。
ホームページ制作の一連の流れを消化し板こちらの記事もお勧めです。
ホームページ制作会社に打診する前に、まずは自社内でできることを準備しよう
ホームページを制作する際には、ある程度自社内で検討をしておかないといけないことがあります。何も事前に検討せずに打診してしまうと、ホームページの要件定義としてコンサルティングをまずは発注してください、と言われても仕方ありません。
制作会社にとっては、見積もりの打診は受注確定ではなく、売上も保証されません。そのため、見積もりを作るために必要な情報はまず準備してもらうことが前提となります。その準備が自社でできないと、コンサルティングとしてお金を頂きます、ということになっても仕方ないのです。
ですので、まずは社内で準備をしておくことが大事です。以下の観点を整理しておき、可能ならRFP(提案依頼書)を作成しましょう。RFPがあるかないか、で、見積もりの精度が大きく変わってきます。後から追加でお金の交渉をするのは、お互いに余り嬉しくないものですね。できるだけ事前に情報を準備しておくことが、気持ちよく仕事をする第一歩になります。
ホームページ制作会社に打診する前に準備しておきたい事項の一覧
- どのぐらいの規模を想定しているか(サイトマップ)
- ホームページに何を期待するか(ゴール指標の設定)
- 最もホームページを見てもらいたいターゲットは誰か
- デザインや雰囲気、サイトが与える印象はどのようなものか
- コンテンツ(テキスト・画像・動画・イラスト等)は自社で用意するか、制作会社に依頼するか
- ユーザーの閲覧デバイスは何を想定するか(スマホメイン/PCメイン)
- 問い合わせフォーム以外に必要な機能はあるか
- スケジュールと予算はどの程度のイメージか
- 参考としたいサイトは何があるか
- SEO(検索上位)を目指すか
- 運用はどうするか。自分で記事やサーバーを更新管理したいか、制作会社に更新を任せたいか
他にも、たくさんの観点が想定されます。上記の内容はヒヤリング時に確認する項目の一部ですので、まずはこれらの考え方を自社内で整理しておくと良いでしょう。
ホームページ制作会社に見積を依頼するときのポイントは?
見積を依頼するときのポイント①RFP(提案依頼書)相当の内容を準備しておく
こちらは、先ほどのセクションでも述べました。これらの情報から見積を行うため、事前に可能な限り準備しておきましょう。
見積を依頼するときのポイント②譲れないポイント、優先順位をつけておく
ホームページ制作は、品質・コスト・納期スケジュールでトレードオフが存在します。これらの3観点は、あちらが立てばこちらが立たず、何かを優先すればそのしわ寄せは残りに影響する関係になります。高い品質で安いコストを短期間で作る、というのはあり得ません。その内容に近いものを提案されたときは、既存制作物の使いまわしを提案されている、と理解していいでしょう。
オリジナル性のある高品質サイトを作るには、充分な資金・時間が必要です。何を優先して、何を優先度を落とすか。自社の中で検討をしておきましょう。
見積を依頼するときのポイント③相見積をするか、一社に絞って打診するか
より安く制作したい、というニーズから、複数の制作会社に見積を打診して比較する「相見積」を実施するのが一般的には多いと思います。ただし、相見積もりを取得するのが常にベストな選択肢ではないことに気を付けておきましょう。
仕事をうける立場として、「どうしてもあなた・貴社に制作してもらいたい」という指名があることはとても重要なファクターとなります。熱意があればそれだけ制作プロセスも適切に進行しやすく、良いものが作りやすくなります。同じような条件の引き合いがあった場合、相見積を取得しているクライアントよりも100%指名見積のお客様を優先します。制作過程においても、ハイスキル人材を優先的に割り当て、より良い品質のものが提供できるようにディレクションします。
それだけ、指名での依頼というのは制作のスタートラインから位置づけが変わってくるのです。品質よりもコスト優先ならば相見積を取得すると良いでしょう。ですが、予算に余裕があってより良いものを作りたい場合は、自社でできるだけ情報を集めて、指名で一社に打診するプロセスがお勧めです。
ホームページ制作会社から出てきた見積書類、どこをチェックすればいい?
ホームページの制作は費用感が分かりにくい代表的なサービスです。見積内容や見積書も制作会社によってマチマチで、見積もりの妥当性を判断することは非常に困難です。そもそもの前提として、見積金額を適正に見積もることが非常に難しいのです。同じような要望でも、少し条件が変わるだけで金額も大きく変わることもあり得るのがホームページ制作です。
では、ホームページ制作の見積書を受け取ったときはどこをチェックすればいいのでしょうか。まずは、見積もりがどのように制作されるかを理解しておくことが重要です。詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
その上で、以下の観点で見積書をチェックするのが良いでしょう。
- 費用に変動する要因の要望がしっかり伝わっているか
- 管理システムやサーバーはどのような提案になっているか
- サーバーの契約主体は自社か、制作会社か
- 契約終了後のホームページのデータはどちらに帰属するか
- クレジットカードによるリース契約になっていないか
- 保守契約の有無・対応範囲はどのような提案になっているか
- 修正の回数や変更はどの程度まで許容してもらえるか
- 担当の相性や雰囲気はどのように感じられるか
- 近い業界や規模感の実績はどの程度存在するか
ホームページ制作会社の選び方のまとめ
ホームページの制作は、制作会社を選ぶところが最初の命運の分岐点になります。相性が良い制作会社をしっかり見つけることが成功の第一歩です。正直、スキルレベルよりも担当との相性が良いことのほうが重要です。今の時代は、ある程度のデザインであればベースがテンプレートとして用意・公開されていますので、良いサイトは作りやすい環境になっていると感じます。
弊社では、見積作成のご相談は無料で承っております。また、補助金を使って負担を抑えた制作の提案も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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