WordPressの更新、放置していませんか?被害を防ぐ安全なアップデート手順 | 東京都の墨田区にあるホームページ制作・Web制作・イラスト・デザイン制作会社 TenCy株式会社
2026.8.7

WordPressの更新、放置していませんか?被害を防ぐ安全なアップデート手順

WordPressの管理画面を開くと、いつも表示されている「更新」の通知。「動いているし、後でいいか」とついそのままにしていませんか?実はこの更新の放置、思っている以上に危険です。
この記事では、更新をサボるとどんなトラブルが起きるのか、そして安全に更新を進めるための具体的な手順を、わかりやすく解説します。

■ WordPressの更新を放置するとどうなる?

脆弱性を突かれて、サイトが改ざんされる

WordPressは世界中で使われているぶん、悪意のある攻撃者にも常に狙われています。更新の中身には、新機能の追加だけでなく「ここが危ないので直しました」という脆弱性の修正も多く含まれています。

更新をしないままにしておくと、すでに世に知られている弱点を放置している状態になり、次のようなことが起こり得ます。

  • サイトに知らないうちに不審な広告や別サイトへのリンクが埋め込まれる
  • 管理画面に第三者がログインし、乗っ取られる
  • 自分のサーバーが、他のサイトを攻撃するための踏み台に使われる

厄介なのは、こうした被害はすぐには気づきにくいということです。気づいた時にはすでに検索順位が落ちていた、というケースも珍しくありません。

Googleからの評価が下がる(SEOへの悪影響)

Googleは、改ざんされたサイトやマルウェアに感染したサイトを検索結果から除外したり、警告付きで表示したりします。一度「危険なサイト」という警告が出てしまうと、アクセス数は大きく落ち込み、信頼を取り戻すのにも時間がかかります。

ある日突然、表示が崩れたり機能が動かなくなる

WordPress本体・テーマ・プラグインのバージョンの差が開きすぎると、それぞれの互換性が保てなくなります。その結果、レイアウトが崩れる、問い合わせフォームや決済機能が動かなくなる、管理画面自体にエラーが出て操作できなくなる、といったトラブルが起こることがあります。「ある日」は「唐突」にやってきます…

放置するほど、後の更新がもっと怖くなる

サボっている期間が長いほど、次に更新するときの差分が大きくなります。差分が大きいほど不具合が起きるリスクも高くなるため、「放置すればするほど後の更新が危険になる」という悪循環に陥ってしまいます。

アップデートには3種類ある(コア・テーマ・プラグイン)

ひとくちに「WordPressの更新」と言っても、実は性質の異なる3つの要素があります。

WordPress本体(コア)

WordPressそのものの土台となるプログラムです。数週間〜数ヶ月に一度のペースで、セキュリティや不具合を直す小さな更新が、年に数回のペースで新機能を追加する大きな更新が公開されます。

小さな更新は自動で適用されるよう設定されていることが多いですが、サーバーの設定によっては無効になっている場合もあるため、管理画面での確認がおすすめです。

テーマ

サイトのデザインやレイアウトを決めている部分です。使用しているテーマ(Snow Monkey、unitoneなど)の提供元が、随時アップデートを配布しています。

「注意したいポイント」:テーマのコードを直接いじってカスタマイズしている場合、更新によってそのカスタマイズが上書きされて消えてしまうことがあります。子テーマを使わずに直接編集している場合は特に気をつけましょう。

プラグイン

問い合わせフォームやSEO対策など、機能を追加するための拡張機能です。導入している数だけ更新が発生するため、3つの中でもっとも更新頻度が高く、管理が大変な部分でもあります。プラグイン同士の組み合わせによっては、片方を更新したことでもう片方と喧嘩してしまい、不具合が起きることもあります。

■ 安全にアップデートするための事前準備

いきなり本番のサイトで更新ボタンを押すのはおすすめできません。事前に次の準備をしておくことで、万が一トラブルが起きてもすぐ元に戻せる状態を作れます。

バックアップを取っておく

更新前には必ず、サイト全体(データベース+ファイル)のバックアップを取ります。

  • レンタルサーバーが標準で用意しているバックアップ機能
  • All-in-One WP Migrationなどのプラグインを使ったバックアップ
  • サーバーの管理画面からのファイル・データベースの書き出し

「バックアップを取った」だけで安心せず、「きちんと復元できるかどうか」まで確認しておくのが理想です。

できればテスト環境で先に試す

本番とは別に、同じ構成のテスト環境を用意し、そこで先に更新を試してみます。表示が崩れていないか、フォームや決済など大事な機能がちゃんと動くか、管理画面にエラーが出ていないかを確認しましょう。

テスト環境が用意できない場合は、アクセスの少ない時間帯(夜間など)を選んで、慎重に本番で作業するという方法もあります。

更新内容(変更履歴)に目を通しておく

プラグインやテーマの更新画面には「変更履歴(Changelog)」が書かれていることが多いので、事前にざっと確認しておきましょう。仕様が大きく変わっていたり機能が廃止されていたりすると、更新後にサイトの表示や動きが変わってしまうことがあるためです。

■ 更新作業の手順とチェックポイント

更新作業に入る前に、以下を確認しておきましょう。

  • バックアップを取る(データベース・ファイル一式)
  • 現在のWordPress・テーマ・プラグインのバージョンをメモしておく
  • 変更履歴を確認する
  • 必要であればメンテナンスモードをONにする

更新する順番

更新は「WordPress本体→テーマ→プラグイン(1つずつ)」の順に進めると、もし問題が起きたときに原因を切り分けやすくなります。すべてを一度に更新してしまうと、不具合の原因がわからなくなってしまうため、少し面倒でも段階的に進めるのがポイントです。

更新後に確認すること

更新が終わったら、必ず次の項目を実際に見て・操作して確認します。

  • トップページや主要なページの表示が崩れていないか
  • お問い合わせフォームがちゃんと送信できるか
  • ログインなど、会員機能まわりが正常に動くか
  • 管理画面にエラーメッセージが出ていないか
  • ページの表示速度が急に遅くなっていないか

もし不具合が起きてしまったら

事前に取っておいたバックアップから復元します。原因がプラグインだとわかっている場合は、そのプラグインだけを一つ前のバージョンに戻す、または一時的に無効化して様子を見るのも有効です。復元後は原因を確認したうえで、テスト環境でもう一度試してから本番に反映すると安心です。

■ まとめ

「見た目が変わらないから大丈夫」と思われがちなWordPressの更新放置ですが、実際にはセキュリティ・SEO・サイトの安定性に、少しずつリスクが積み上がっていく状態です。

  • 更新には「コア・テーマ・プラグイン」の3種類があり、それぞれ性質が異なる
  • 更新前はバックアップとテスト環境での確認が基本
  • 更新は段階的に行い、更新後は必ず主要な機能をチェックする

これらを踏まえて、月に1回など「定期的なメンテナンスのタイミング」をあらかじめ決めておくことで、更新放置による大きなトラブルを未然に防ぐことができます。日々の運用に不安がある場合は、保守・運用代行サービスを利用するのも一つの方法です。

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▼弊社のホームページの保守・運用費用の内訳も紹介しています。
https://tency.co.jp/news/homepage-maintenance-contract-point/#i-12

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