補助金を使ったホームページ制作で失敗しないための注意点とは? | 東京都墨田区のHP・デザイン・イラスト制作会社 TenCy株式会社
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  • 2022.9.17 2022.10.26

    補助金を使ったホームページ制作で失敗しないための注意点とは?

    ホームページの制作のご要望は、補助金の活用とセットでお引き受けすることが多くあります。

    ですが、これまでの制作経験や、お客様が過去に制作を行ったときの話を聞くと、補助金の活用を前提としたホームページ制作は失敗している、うまくいっていないというケースをよく目にします。

    補助金を使ったホームページ制作について、どんなところが失敗要因となり得るのでしょうか。私なりの考えを整理してみました。

    補助金を使ったホームページ制作は、成果を生みにくい?

    事業者の相談を受けていて気付くことの一つに、昔、補助金を使ってホームページを作ったけど特に何も効果として得られた実感は無いのでは、というのがあります。それについて不満に感じている経営者もいれば、そもそもホームページに特に何も期待していない経営者もいるので、リアクションもバラバラという実感です。

    そもそも、補助金を使ったホームページ制作における『成果』は何なのか?というのが議論の前提にあがってきます。

    補助金を使ったホームページ制作における成果の定義、の前に、補助金の特性について

    ここで一つ問題になるのが、補助金を使ったホームページ制作における定番の補助金は「小規模事業者持続化補助金」が筆頭にあがってきます。小規模事業者持続化補助金は、その名の通り小規模事業者のみが申請できる補助金です。

    詳しくはこちらの記事をご覧ください。

    ここで問題になることの一つに、そもそも小規模事業者が補助金を活用してホームページを作ることが一般的に多い、ということがあります。つまり、これまでホームページは無かった、もしくはJimdo等の無料サービスで簡単なものを作っていた、というレベルの事業者や、5~10年前に一回つくったきり余り活用していないです、という事業者が、改めて補助金を使ってしっかり制作予算を確保した、というケースが多くあります。

    さて、そのような状態でホームページ制作に対して『成果』は何が定義されるでしょうか?

    推測ができるかと思いますが、とりあえず今風のデザインで作れればOK、といった事業者や、名刺代わりにホームページが欲しいです、といった事業者の方が多くなります。つまり、『成果=補助金の期限までに公開していること』ということです。

    ですが、本来、ホームページの成果は、それを通じて事業者の認知がひろまって、露出が増えて、売上増加に繋がること、それが目的であるべきです。そこまでを成果としたときに、成果を上げられない事業者が大半になってしまう、というのが、補助金を使ったホームページの実情です。

    補助金を使ったホームページ制作において生じやすい問題とは何か

    補助金を使ったホームページ制作において生じやすい問題とは何があるでしょうか?私なりに整理してみました。

    補助金を使ったHP制作の問題点①補助金の都合でスケジュールと実施期限が決まる

    補助金は、明確に事業実施期間が定められています。大抵は、1年程度、もしくは年度末まで、というように、ホームページの制作を完了し、公開し、支払いを済ませ、補助金の報告書を提出する期限が定められています。

    ホームページ制作は、小規模企業~中小企業(数十人規模)ぐらいであれば、制作期間は3カ月程度が目安となります。ですが、補助金の実施期間は1年と長く、ここにずれがあります。すると、何が起こるか。期限が迫ってくるまで発注者の意識が高まらず、夏休みの宿題のようにギリギリまで間延びした制作になりやすくなってしまいます。

    ホームページ制作は、熱量があるうちにスパッと作って公開し、日々の運用の中で更新していくほうが成果が上がりやすいと考えています。長期間じっくりと取り組むのではなく、割り切って公開する。そのためには補助金の期間は意識せず、まずは作る。そのような進め方を推進できないと、ダラダラと中々公開できないままモチベーションが下がってしまう、というケースがよくあります。

    補助金を使ったHP制作の問題点②事業計画書で作成した予算の範囲でしか作らないという動機付けになる

    ①でも述べましたが、ホームページは初期制作から公開まで、よりも、公開後にどのように運用していくか、改善していくかが重要です。

    ですが、補助金案件では、予算をまずは見積もって制作費として計上し、その予算の中でできることをしよう、という流れになってしまいます。そうすると、どうなるか。公開後の運用予算を計上せず、作って公開して補助金をもらって終わり、といった流れになりやいです。

    作って公開しただけでは、ホームページが成果を生むことは稀です。

    公開後にどのように運用していくかをしっかり念頭において補助金の活用シナリオに組み込まないと、名刺代わりのホームページができた、というだけの結果になってしまうでしょう。

    補助金を活用するホームページ制作ではここに気を付けよう!

    ひと言でいってしまうと、補助金を使ったホームページ制作は、補助事業の中でも優先順位が低くなりがちです。機械設備やシステム開発費、内外装工事費用などの主要な投資に加えて、予算枠が余っているからホームページもやろうか、という流れになりがちです。

    これでは、気持ちが入ったホームページを作ることはできません。制作費用も補助されて余り懐も痛まない、と考えれば、より経営者としての優先順位は低くなりがちです。

    ですので、まずは成果を挙げるホームページを作ることを目標にして、成果を定量的に定めてどのように測定し、改善していくか。運用戦略までしっかり計画に入れることが重要です。通販売上の増加、問い合わせ増加のためのSEO対策など、どのような改善を継続的に実施するか、をしっかりと練って実行することをお勧めします。


    弊社では、補助金を活用するホームページ制作もサポートしております。ですが、補助金の活用がゴールにならないようにしっかりと戦略を考えて運用を支援することを重視しております。ぜひ、保守契約やSEOプロモーション支援とセットでご相談いただけると幸いです。

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