ブランディング戦略の重要性
目次
モノやサービスが溢れる近年、「ブランディングが大切」とよく言われてないでしょうか?
ブランド品とブランドの違い
「ブランド品」と聞くと「高級」「特別感」などが一般的なイメージですが、正しいブランドの意味とは異なります。
ブランドを意識する上で、消費者の傾向として3つ特徴があります。
・消費者は同じ名前(マーク)のものは似た性質をもったものと認識する
・消費者はブランド体験を通じてそのブランドへの知識や感情を蓄えていく
・消費者は蓄えたブランドの知識や感情を駆使して商品を評価し、購入する
足立勝彦 市川嘉彦著 『ブランド・インサイト』 P12 引用
これらを踏まえて、ブランディングとは、企業や商品やサービス、価値のコンセプトなどを明確にして、消費者に分かりやすく認知してもらうことです。名前、キャッチフレーズ、シンボル、ロゴマーク、色、音や音楽によってコンセプトを打ち出し、差別化することで効率よく価値を届けることができます。
ブランディングを効果的にするデザインとは?
ただ単に、デザインを変えるだけではあまり効果的ではありません。
ブランドの核となるコンセプトを明確にし、言語化することで、より強いメッセージ性を持つことになります。
デザインにはコンセプトやメッセージなどを表現する役割があり、視覚的に認知することにより、感覚的に選ぶ基準として認識しています。
デザインを活用する理由は以下の2点あります。
デザインは視覚的であり、人はほとんどの情報を視覚情報で取り入れている
メラビアンの法則により、全体の55%の情報を視覚的情報から取り入れており、デザインで視覚的にブランドイメージを持ってもらうことは効果的です。
人は一貫性の法則を持っており、一貫性のあるものの方が選びやすくなる
人は心理学的には矛盾したものには違和感を覚えるため、一貫性があるものを信頼し選択しやすくなります。
中小企業こそブランディングに力を!
中小企業では大企業ほど広告にお金をかけられません。
限られたリソースの中で、ブランディングにより伝えるべき人に自社の魅力をPRしていく上でブランディングは欠かせません。
・自社のイメージがしっくりきていない、ぼんやりしている
・今後打ち出したいイメージを変えたい
という方は、今一度自社の魅力を見直し、デザインを刷新してみてもよいかもしれません。