すみだで見たこと、聞いたこと(4景)

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はじめまして。
TenCy株式会社の手柴改め毛柴です。
Tencyが会社を構えるすみだ区で、6〜7年暮らしています。そんな毛柴が「すみだで見たこと、聞いたこと」と称して、個人調べですみだ区の魅力を紹介していきます。
すみだの生活者は2つのタイプに大別できます。ネイティブ(土着民)とフロンティア(開拓民または移民または“ヨソモノ”)。毛柴は後者のフロンティアタイプで、この土地に暮らしながら、ネイティブの方々、フロンティアの方々とボーダレスに交流してきました。こういうことが精神的負荷がなくできるのもヨソモノをヨソモノ扱いしないすみだの懐の深さのように感じています。
そんな充実した生活のなかで、すみだ区の特異な部分にも触れてきました。まずは以下のすみだ区民の特徴をリスト化してみました。ご覧ください。
- コミュニケーションの心理的距離が密接距離にちかいところがある
- 割引クーポンのために、最新アプリを使いこなす後期高齢者の数
- 雨でも移動手段は自転車
- すみだの北部エリアは住んでいる家の築年数を競いがち
※ちょっと戯画化しているので、真正面から受けとらないようお願いします。
コミュニケーションの心理的距離が密接距離にちかいところがある

すみだ区民は“いい意味”で厚かましいです。ご近所さんは厚かましいひとが多く、ちょっとでも相談しようものなら、親身になりすぎるほど手厚いです。
最初は驚きましたが、今ではそんなところも“下町”という地場なのかなと思わせてくれます。
中学生の頃の修学旅行での行動班で、男女の距離間隔が絶妙に開いていました。おそらく内的距離も外的距離も埋まらない溝だったのですが、すみだ区の距離間隔は密接距離に近いものがありました。
割引クーポンのために、最新アプリを使いこなす後期高齢者の数

生活の知恵を持っている方が非常に多い印象です。LINEのメルマガ登録をすればもれなくもらえるとなれば、即アプリを入れて、ペイペイの云々%還元セールがあればペイペイを使いこなす。人為的な情報網を駆使して割引クーポンやお買い得商品を見つけ当てる様子は、たくましさと生活力を感じさせます。
大きな身振り手振りでフリック入力をしながら、メルマガ登録をしている様子はまるで呪文をかけるようにうかがえます。
ペイペイを提示するときも必要以上の大仰な所作で、目撃したときはファンタジーの世界にいるかと錯覚しました。
雨でも移動手段は自転車

すみだ区は平坦な地形です。フラットなので、移動手段が自転車というひとが多いように思います。どこへ行くにも自転車。都心の方に出かけたときは神保町あたりまではわりとフラットでした。そこから徐々に勾配が出てくる印象です。
自転車の利用者が他区よりも多く感じるすみだのひとですが、雨の日も自転車のひとが多い印象です。
雨ガッパのいでたち、ビニール傘を持っての片手運転。各々フリースタイルに雨でも自転車を利用していました。
またすみだをヴェネチアになぞらえて“水の都“という識者もいます。そんな水属性のまちに住む人びとは記録的な大雨が来てもなんのそのと鼻歌でも歌いながら颯爽と自転車に乗っている姿が容易に想像できました。
すみだの北部エリアは住んでいる家の築年数を競いがち

すみだ区でも北部のエリアに行くと、特殊なところで競っていることに気づきました。みなさん住んでいる賃貸家屋の築年数を競っているのです。東京の環状線のウチとソトで価値観もちがいました。このオルタナティブな価値観がとても魅力的に思えました。
所有している自家用車の数でもなく、住んでいるマンションの部屋の広さでもない。
住んでいる家がどれだけ築年数が経っているか。こういう話で張り合える面白さがこの北部エリアです。ちなみに毛柴の家は築50年ほどでした。
まだまだです。
まとめ
今回は毛柴がすみだで見たこと、聞いたこと4景を紹介しました。
役立つことではないかもしれないですが、ちょっとした話のさかなにできるのかなと思いました。ぜひこんなところに注視しながら改めてすみだを見てもらえることを願っています。
次回もちょっとしたネタを仕込んで、記事にしたいと思います。(毛)