マネジメントの理論について
目次
近年、1on1ミーティングなど組織内でのコミュニケーションを重視したマネジメントの話題が増えてきています。
今回は改めて組織のマネジメントに関する理論について触れたいと思います。
時代によって変わるマネジメント手法について
改めて、マネジメントについて考えた際に、近年ではVUCAの時代と言われ、変化が多く複雑性が増してきました。以前の日本では「生産すれば売れる」という考えの元、業務は分業で行い、人材管理を中心に求められていました。
しかし、昨今ではより創造性が求められており、業務も多様化が進んでいるため、それぞれの多様性を活かし合うためにも「コミュニケーションの質」の部分にも注目されつつあります。
PM理論
PM理論とは、リーダーシップ行動に着目した理論です。
P:目標達成機能、M:集団維持機能をさします。
業務で成果を上げるには、P機能が欠かせません。しかし、M機能が低い「Pm型」であれば、集団はまとまらず、短期的な成果は出ても長期的な発展には繋がりにくくなる可能性があります。
一方で、M機能が高い場合、適度なコミュニケーションをとり、集団をまとめる力は強いです。ただ「pM型」でP機能が弱い場合は、成果がでず、目標の達成や課題解決がいまひとつという結果になってしまう恐れもあります。
企業が維持・存続し発展する上での理想は「PM型」となります。
部下のモチベーションをマネジメントする
部下のマネジメントをする上で、最も難しいのはモチベーションをマネジメントすることです。
モチベーションはお金では買えません。報酬を与えるという考え方もありますが、実はかえって内発的動機付けを弱めるという研究結果もあります。
ハーズバーグの動機付け要因と衛生要因
モチベーションについての理論について、ハーズバーグの二要因理論というのがあります。
①動機付け要因:仕事の「満足」に関わる要因
「仕事の達成」や「承認」「責任」「昇進」「能力の向上・成長」など、仕事の満足になる要因のものを指します。満足度があると、仕事のモチベーションを高めることに繋がります。
②衛生要因:仕事の「不満足」に関わる要因
「給与」「福利厚生」「対人関係」「経営方針・管理体制」など、仕事の不満になる要因のものを指します。ないと不満に繋がりますが、不満の解消が満足度をあげ、モチベーションが高まる要因になるとは限りません。
不満がない≠満足 ではない
衛生要因でも触れましたが、不満がない状態が満足度を高めているとは限りません。動機付け要因となる部分についてもうまくマネジメントし、両方の要因を上手に取り入れる必要があります。
社員満足度をないがしろにしない
「社員のモチベーションを高め、満足度を上げてどうなんだ」と思われるかもしれませんが、社員のモチベーションや満足度が高いと、より組織のために行動し、パフォーマンスの向上が期待できます。
将来的な利益確保という点でも、マネジメントの重要性を考えてみることをおすすめします。
今回ご紹介したのは一部の理論になりますが、経営に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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