無料テーマを厳選!士業・コンサルにお勧めのワードプレステーマ5選

目次
士業・コンサル業務に携わる方が自分のホームページを持つことは、今や必須です。しかし実際には、税理士や弁護士などに比べて、中小企業診断士などの個人コンサルタントはホームページやブログを運営している方がまだまだ少ないように感じます。
私自身、現在の会社である弊社TenCy株式会社を立ち上げる以前、個人事業主として中小企業診断士で活動をしていた際は、個人ブログで数百記事を書いていました。独立を前提にしている中小企業診断士なら、ホームページを自身で運営することは重要な活動の一つであると考えています。
本記事では、無料で使えてSEOにも強い、おすすめのWordPressテーマを2025年の最新トレンドに合わせてご紹介します。
- 士業・コンサルが自分のホームページを持つ際に便利なワードプレスのテーマを知ることができる
- 特に、無料テーマに絞って紹介することで、まずは低コストでホームページ・ブログを持つことができる
自分のホームページやブログを持ってる中小企業診断士は余り多くない
あくまで体感的な傾向です。実際に比較分析した訳では無いのですみませんが、独立してるのにホームページやブログを持たず、SNSでも特に発信していない人をたくさん知ってます。
税理士や社会保険労務士、弁護士などは、独立開業している方々は大半が自身のホームページを持っています。それが、こと中小企業診断士になると、独立しててもホームページを持ってる人は少ないんじゃないか。SNSで情報発信する人も限られているような気がしています。
中小企業診断士として売上拡大を提案する機会は多くあります。その際に、訪問先企業がロクなホームページを持っていなかったら、まず100%ホームページ改修・新規制作するのはいかがですか?と提案するでしょう。でも、それを提案する中小企業診断士自身はホームページを持ってない人も多いので、自らやってないのに人に提案するという残念なムーブをしてしまうことになります。自分でやって無くてもコンサルはできる!という人もいますが、比較して考えたときに、自分でやっている人とやってない人のどちらに相談しますか?と考えたら、言わずもがなと考えています。
私が中小企業診断士の資格を持っているため、中小企業診断士を中心に取り上げましたが、税理士や社会保険労務士で独立開業している人はホームページを持っている人が多い印象です。これは、付随する会計システムや勤怠システム・ポータルサイト系が充実していて、そのサービス提供者がホームページも作ってくれるサービスを提供していることがあると思います。
ただ、そういったサイトはデザイン性はイマイチなので、独自にWordPressやStudio等のシステムを使ってホームページを持つことをお勧めしています。
ということで、士業・コンサル向きのWordPressテーマを厳選紹介したいと思います。
士業・コンサルタント向きの無料テーマの選定基準
士業・コンサル業務のホームページには以下の基準を満たすテーマがおすすめです。
- 信頼感のあるカラー設定(白や青系統)
- ブログ投稿のしやすさ
- SEOに強いこと
- 複数メンバーの紹介や共同執筆機能があること
士業・コンサルタントにお勧めのWordPressテーマ5選!
Cocoon(コクーン)

多機能で初心者からプロまで幅広く支持される「Cocoon」は、無料テーマの王道です。無料版でありながら、その機能の豊富さに驚かされます。
「Cocoon」は、安定した開発を継続するため、2022年9月にレンタルサーバー等を運営するエックスサーバー株式会社へ事業譲渡されました。経営規模のある企業が保守メンテナンス・開発・サポートを行っているということで、安心して利用できるテーマと言えますね。レンタルサーバーのXserverではデフォルトでCocoonをインストールテーマに実施できる等、利便性も高くなっています。
士業・コンサル向けの難点
唯一、難点をあげるとすれば、トップページのカスタマイズが工夫が必要な点でしょうか。企業サイト風にトップページをカスタマイズする際に多少工夫が必要です。ブログを前提としたデザインになっているため、企業ページのようなデザインを組むには、固定ページである程度一から組み立てる必要があります。
士業・コンサル向けのポイント
AMP対応、SEO設定が簡単、記事作成・編集がスムーズに行えます。初心者でも使いやすい管理画面です。見た目のデザインもシンプルながらスキンも豊富で、好みのスキンパターンがあればすぐに整えられます。
Lightning
「Lightning」は、士業やコンサルの方が最も利用している無料テーマといっても過言ではないくらい、よく使っている人を見かけるテーマです。
士業・コンサル向けの難点
多くの利用者がいるため、デザインが似たサイトが存在する可能性があります。また、ベーシックなデザイン・レイアウトのため、モダンなサイトを見慣れている人からすると少し古い印象を与えるかもしれません。
周囲にも、中小企業診断士で複数名、社労士のコンサル会社で1名利用している方がいます。
士業・コンサル向けのポイント
シンプルで見やすく、企業としての信頼性を高められるデザイン。利用者も多く、参考にできるサイトがたくさんあるでしょう。
構成やデザインが似たサイトがあっても全然気にしないよ、という方なら全く問題は無いでしょう。公開されているWordPressテーマを使ってサイトを作る時点で、誰かとは被るものですから。
テーマ「Lightning」で作られているWordpressサイトの紹介

色々とお世話になっている社労士の安先生が立ち上げたコンサル会社(こんくり株式会社)のホームページです。ちなみに安先生はコンビニ社労士®なので、コンビニ労務案件があれば是非ご連絡を!(もちろん他業種の労務案件も対応いただけます)。
Luxeritas(ルクセリタス)

無料テーマ「Luxeritas」の士業・コンサル向けのポイント
特に表示などが高速であること力を入れたワードプレステーマです。
その徹底的なこだわりっぷりは、公式サイトに非常によく表現されています。
2025年4月時点で公式ページのPageSpeed Insightのパフォーマンススコアは99点でした。
2018年7月以降、Google検索の順位に表示スピード(ページの読み込みスピード)が影響することが公式に発表されています。本テーマは、モバイル版も含めて無料テーマの中ではトップクラスの表示スピードを誇るテーマです。その分、画像やアニメーション装飾は控えめですが、余りゴテゴテしたサイトを好まない士業やコンサル向きのテーマであると言えるでしょう。
無料テーマ「Luxeritas」の士業・コンサル向けの難点
CTAに関する機能が若干弱い点が、デメリットと言える、かもしれません。
ですが、プラグインなどで充分カバーできる範囲かと思われます。
ブログ記事投稿重視であれば、CocoonかLuxeritasを選んでおけばまず間違いないでしょう。
Emanon Free
Web集客に特化したWordPressテーマ Emanon(有料版リンク)
本記事執筆者の高仲の個人ブログは、当初はこのテーマを利用して作成しました。そのため、実際に試行錯誤をしてみた感覚として、実施当時は表示スピードがどうしても一定以上上がらず、上述のLuxeritaxを採用する変更を行いました。試行錯誤の過程は以下の記事でも紹介しています。
https://rmcblog.tency.co.jp/blog-pdca-page-speed-insight/
無料テーマ「Emanon Free」の士業・コンサル向けのポイント
見た目のシンプルさと綺麗さが気に入っており、当初はこちらのテーマを利用していました。余り競合で使っているサイトも多くないというのもメリットですね。表示速度の問題が解決できず、多少SEOの強さは落ちるかもしれませんが、他者のサイトと被りにくい点も気に入っています。
無料テーマ「Emanon Free」の士業・コンサル向けの難点
利用した感想としては、検索順位がなかなか上がらないのがちょっと悩み。もちろんコンテンツの問題もあるでしょうが、明らかに貧弱なサイトよりも下位になっているケースを結構見かけるんですよね…テーマ変えてみようかしら。
Arkhe(アルケー)
ミニマム,シンプル,ちょうどいい、をコンセプトに作られた、カスタマイズ性が柔軟なテーマです。一方で、より多くの機能を利用するには有料プラグインの契約や制作会社によるカスタマイズが必要になる等、あくまでシンプル、簡単を求める場合の選択肢として考えると良いでしょう。
士業・コンサルタント向きの無料テーマの選定基準は?
以下の基準でお薦めを選択しています。
信頼を得やすい、白や青を基調としたテイストのカラー設定が可能であること
色は、閲覧者に様々な感覚を与えます。基本的にはワードプレステーマには「スキン機能」が備わっていることが多く、色のテイストを選んで設定することで、全体的なサイトの雰囲気を調整できます。
特に士業やコンサルタントは、サイトが胡散臭く感じられないように作ることは大事ですね。投稿・記事内容も重要ですが、世のブロガーが用いるアニメーションごてごてのテーマよりシンプルなテーマがお勧めだと思います。
ブログ投稿に強いこと
やはり、士業・コンサルタントはノウハウや最新動向の情報発信が大事です。
ホームページを作って終わり、では、負の資産になっていきます。
更新が無いホームページは、むしろマイナス効果です。ブログ形式の投稿を継続的に実施していくことが重要ですので、投稿記事の作成しやすさ、エディターのオプション機能の豊富さも、一つの重要な判断基準になります。
特に、ワードプレスの標準エディターがGutenbergになってから、文章途中の装飾がしにくくなりました。この辺りの保管機能があると、より便利ですね。
SEOにある程度強いこと
ある程度、です。基本的には、無料テーマより有料テーマの方が様々な機能が用意されていることから、上位表示を狙いやすいことが多いですが、あくまでコンテンツが充実していることが前提です。コンテンツをしっかり充実させて、WEBからの集客を考えている場合には、SEO上位表示を積極的に狙いにいくため、有料テーマから選ぶ方が良いでしょう。
CocoonやLuxeritasのように、更新がしっかり実施されている無料テーマは、メンテナンスが充分でないひと昔前の有料テーマより優れているケースもよくあります。(見る人が見れば、内部構造がSEO最適化されているか分かります)
この記事であげているテーマは、ある程度その造りからSEOに強い部類であろうテーマを紹介するようにしています。
複数メンバーでの執筆やメンバー紹介ができる
例えば士業・コンサルタントが複数名いるような組織の場合、記事執筆者も複数人で分担することが多いでしょう。チームメンバーをリスト形式で紹介することもあると思います。
その際に、テーマ標準機能でそれらをサポートしてくれると、非常にありがたいですね。
士業・コンサルタントがホームページを作ることについて纏めると
情報発信が大事だよ、ということに尽きます。
いまは、ネットに情報が溢れている時代ですね。Googleで検索すれば、大抵の情報は無料で得られる状況です。その中で、自分に価値を感じてくれる人がお客様となってくれます。自らにその価値があるかどうか、は、自分の力で示していかないといけません。
ホームページでの情報発信は、すぐに効果が得られるものではありませんが、積み重ねのストック資産になります。今すぐに取り組むことで、5年後、10年後、大きな差を生じることができるでしょう。この記事を見たあなた、すぐレンタルサーバーを契約しましょう!
レンタルサーバーのお勧めは?
もちろん、他にもっと安いレンタルサーバーもあります。
ですが、コストと性能・機能を鑑みると、Xserverを選んでおけばとりあえず問題無い、と言えるぐらいに優れたレンタルサーバーだと思います。
- サーバーのコントロールパネルが初心者でも使い勝手がいい
- SSL対応も無料でカンタン
- サイトの読み込みスピードも十分
困ったら、とりあえずXserverを選んでおきましょう。
定期的にドメインプレゼントキャンペーンをしているので、そのタイミングがお勧めです。
まとめ
士業やコンサルタント業など、個人の人となりで集客をすることも重要な事業形態では、ホームページは創業時点から開設しておくのが良いでしょう。無理にお金をかけて制作せずとも、いまの制作環境なら自力でそれなりにある程度のサイトなら作れる環境となっています。
むしろデザインよりも、発信内容のほうが重要ですので、WEBで情報発信をしていきたいと考えている場合はぜひ自力でサイト制作にチャレンジしてみてくださいね。
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