アニメーション方法のあれこれ 軽量で美しい「SVGアニメーション」の基本と実装方法 | 東京都の墨田区にあるホームページ制作・Web制作・イラスト・デザイン制作会社 TenCy株式会社
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  • 2026.2.5

    アニメーション方法のあれこれ 軽量で美しい「SVGアニメーション」の基本と実装方法

    こんにちは。ウェブサイトに「動き」を加えることで、訪問者の目を引き、ブランドの印象を強くすることができます。その中でも、今や主流となっているのが SVGアニメーションです。今回はそんなSVG画像を使用したアニメーションについてご紹介します。

    ■そもそも、SVGって何が特別なの?

    「画像」と聞くと、JPGやPNGのような「色のついた点の集まり(ビットマップ形式)」を想像するかもしれません。しかし、SVG(Scalable Vector Graphics)はそれらとは根本的に異なります。

    SVGは「XML」という言語で書かれた、いわば「図形の設計図」です。

    ブラウザはこの設計図を読み取り、その場で線や色を描画します。「画像なのにテキスト(コード)でできている」からこそ、私たちはCSSやJavaScriptを使って、まるでWebサイトのボタンを操るように、画像の中身を自由に動かすことができるのです。

    ■なぜSVGアニメーションが選ばれるの?

    なぜSVG形式の画像でアニメーションを作るのが最適なのでしょうか?以下のような理由があります。

    • 「最高画質」を維持できる! SVGは、写真のように点の集合(ピクセル)ではなく、数式で形が定義されている「ベクター形式」です。そのため、スマートフォンでも大画面モニターでも、どれだけ拡大・縮小しても画質が絶対に劣化しません。ロゴやアイコンに最適です。
    • ファイルがめちゃくちゃ軽い! 複雑な動きを加えても、SVGのファイルサイズは画像や動画と比べて非常に小さく済みます。サイトの読み込み速度を遅くしないので、ユーザー体験を損ないません。
    • 色や形を自由に変えられる! SVGは前述のとおりコードで形が定義されているものなので、アニメーション中に特定の部分の色を変えたり、形を変えたりといった操作を、CSSやJavaScriptを使って簡単に行えます。

    ■知っておきたい!SVGアニメーションの主な種類

    SVGで実現できる代表的なアニメーション表現は、主にこの3つです。

    ストローク(描画)

    線がスーッと描かれていく、まるで手書きのような表現。
    活用例: サイトのローディング画面、サイン(署名)の演出、ロゴの登場シーンなど。

    変形・移動

    要素を動かす、拡大・縮小する、傾けるといった一般的な動き。
    活用例: ハンバーガーメニューのアイコン変化、ボタンのホバーアクション、グラフの伸びる動きなど。

    モーフィング

    ある図形が、別の図形へと滑らかに変身する、SVGならではのダイナミックな表現です。
    活用例: 「再生ボタン」から「停止ボタン」への変化、キャラクターの表情の変化、抽象的な背景デザインの揺らぎなど。

    ■まずはここから!実装の王道「CSSによるアニメーション」

    SVGアニメーションの基本は、CSSで動かすことです。簡単な動きなら、CSSだけで十分対応できます。

    「きっかけ」で動かすなら:transition

    ホバーやクリック時の「単発の動き」なら transition マウスを乗せたときにアイコンを少し大きくしたり、色を変えたりしたい場合は、CSSのtransition(トランジション)プロパティを使います。これは「変化にかかる時間」を指定するだけで、スムーズな動きを実現できます。

    「ずっと」動かすなら:@keyframes

    「繰り返し・連続した動き」なら @keyframes ロゴを常に左右に揺らしたい、といった自動でループ再生したい動きには、CSSの@keyframes(キーフレーム)を使います。アニメーションの開始時、中間、終了時の状態を細かく設定できます。

    「線画アニメーション」もCSSで!

    「ストローク(描画)アニメーション」も、実はCSSで制御可能です。stroke-dasharray(線の間隔)と stroke-dashoffset(線の開始位置)というプロパティを使います。このプロパティの値はSVGの線の長さによって少しパズルのような計算が必要になりますが、これができると表現の幅が一気に広がります。

    ■GSAPで「モーフィング」に挑戦

    SVGアニメーションの中で、最も見る人を驚かせる表現が「モーフィング(形状変化)」です。 これを実現するために欠かせないのが、JavaScriptライブラリ GSAP(GreenSock Animation Platform) です。

    なぜCSSではなく「GSAP」なの?

    前述の通り、ストロークアニメーションなどはCSSの計算で実現できました。しかし、「四角形を星形に変える」といった図形の形そのものを劇的に変える動きは、CSSだけでは計算が追いつきません。そこで、複雑な計算の専門であるGSAPの出番です!

    GSAPがやってくれることの具体例

    • 形の違いを「超速」で計算
      例えば「再生ボタン(▶)」をクリックした瞬間に、滑らかに「一時停止ボタン(||)」へ変化させる。そんな、図形の形そのものを書き換える動きも、GSAPなら開始と終了の形を指定するだけで、その間の変化をミリ秒単位で美しく補完してくれます。
    • 動きに「感情」を吹き込む
      「ただ動く」だけでは機械的で冷たい印象を与えてしまいます。GSAPなら、「最初はゆっくり、最後は勢いよく」「ゴムのようにポヨンと弾む」といった人間味のある動きを、たった1行の指定で追加できます。これにより、ブランドに合わせた「高級感」や「親しみやすさ」を演出できます。
    • 複数の動きを「指揮」する
      「まずロゴが描かれ、次にキャッチコピーが浮き上がり、最後にボタンが弾む」といった一連の流れを、秒単位でスケジュール管理できます。CSSでは気が遠くなるような複雑な連鎖アニメーションも、「何秒後にこれ、その0.2秒後にこれ」と直感的に組み立てることが可能です。

    ■【時短テクニック】手軽に描画アニメーションを作るなら「SVG Artista」

    ストロークアニメーションは魅力的だけど、CSSの計算は面倒…と感じる方には、外部ツールを使うのが圧倒的におすすめです。
    SVG Artista(https://svgartista.net/)は、まさにその悩みを解決してくれるオンラインジェネレーターです。

    使い方

    1. アップロード: 作成したSVGファイルをサイトに読み込む。
    2. 設定: 画面上で「何秒かけて描画するか」「どんな緩急(イージング)にするか」をポチポチと調整する。
    3. コピペ: 生成されたCSSコードを自分のサイトに貼り付ける。


    難しい計算は一切不要!コードをコピペするだけで、本格的な描画アニメーションがすぐに実現できます。

    ■まとめ:目的に合わせた最適な実装方法を選ぼう

    SVGアニメーションは、目的に応じて最適なツールや手法を選ぶことが成功の鍵です。

    実現したいこととおすすめの方法

    • シンプルなホバーアクション:CSS transition
    • 描画アニメーションを手軽に作りたい: SVG Artista(自動生成ツール)
    • ロゴの連続的なループ再生: CSS @keyframes
    • 高度なモーフィングや複雑な制御:GSAP(JavaScriptライブラリ)


    難しそうに思えるSVGアニメーションも、仕組みを知り、便利なツールを活用すれば、決して高い壁ではありません。100%拡大してもボヤけない、そして驚くほど軽い。そんなSVGの強みを活かして、Webサイトの上で自由に動かしてみましょう!

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