デザイン経営について考える | 東京都墨田区のHP・デザイン・イラスト制作会社 TenCy株式会社
  • 2021.11.4 2022.2.13

    デザイン経営について考える

    近年「デザイン」という言葉をよく聞くようになりました。

    デザイン○○、○○デザイン のようにデザイン+○○という組み合わせで語られることも多くなってきています。

     その中で「デザイン経営」というのが注目されています。

    デザイン経営とは?

    ブランドとイノベーションを通じて、企業の産業競争力の向上に寄与することです。

    2018年には、経営産業省と特許庁が「デザイン経営」宣言を発表し、日本の産業競争力を強化を掲げ、徐々に浸透しつつあります。既に世界の有力企業では戦略の中心に据えており、「Apple」「IBM」「ダイソン」などが代表に上げられます。

    単純な製品の外見の良さではなく、モノやサービスなども含めた、ビジネスプロセス全体を見直し、デザインすることが求められています。

    デザイン経営を取り入れる3つのメリット

    1 企業側の理念や価値、意思を顧客へ表明することができ、ブランド価値の醸成につながる

    あらゆる場面で一貫性のあるメッセージを出すことは、ブランドが確立され、結果的に信用・信頼を生みます。

    2 イノベーションを実現する基盤になる

    潜在的なニーズを汲み取り、誰のために何をするかを突き詰めるため、既存の事業に縛られずに事業化を構想する力になります。

    3 投資対効果が高い

    ブランドの向上やイノベーション力が向上することにより、他社との差別化が生まれ、企業競争力が上がり、結果として効果が高いといえます。

    デザイン経営に取り組むためには?

    大まかには「会社の人格形成」「企業文化の醸成」「価値の創造」という分野に分けて取り組むことになります。

    まず自社の世界観を見つめ直し、言語化を進めます。そうすることで、企業文化が醸成され、社内外の共感を生み出し、たくさんの人を動かす原動力になっていきます。

    その結果、前向きな思考で新たな価値を創出するパワーとなっていきます。

    デザイン経営を可視化する

    上記を実現する上で、ビジュアル化をし、コーポレートカラーやロゴなどにより可視化をすることは効果的です。

    中小企業では特に顧客や従業員との距離感が近くなることから「デザイン経営」が身近にあるといえるかもしれません。

    企業の成長や新たな変革を試みる場合に、「デザイン経営」の視点からも経営を考えてみてはいかがでしょうか。

    OTHER NEWS

    一覧にもどる