2023年の支援制度や補助金・助成金・融資の見通しが分かるPR資料が、中小企業庁から公開されています。内容を順次チェックしてみましょう。
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令和4年度第2次補正予算案の概要 (METI/経済産業省)
令和4年度第2次補正予算案の概要
【2023年の補助金動向が分かる】PRリーフレットが公開されました
PR資料がPDFで公開されています。ぱっと見で、前半は環境系の施策が多く記載されています。中小企業診断士として目を引くところをいくつかピックアップして紹介してみたいと思います。
2023年も事業再構築補助金が実施される?
中小企業等事業再構築促進事業が5,800億円の予算額で記載されています。サプライチェーン強靭化枠の5億が目立ちますが、こちらはほぼ大企業一歩手前といった中堅企業向けと想定されます。そうすると、関心どころは産業構造転換枠でしょうか。重点的に支援とあることから、採択に加点がある仕掛けになると予想され、成長枠とともに興味深い申請類型になりそうです。
中小企業生産性革命推進事業
こちらは、毎年恒例になっている定番の補助金4種ですね。記載内容的にはおおむね現状維持(2022年相当)と言えるのではないでしょうか。持続化補助金のWebサイト上限1/4が気になるところです。ホームページは別に1/4上限でもいいけど、Webサービス(システム)まで1/4に引っかかるのは止めてほしいところ。ちょっとしたkintoneのスクラッチカスタマイズなどが持続化補助金が使いやすいようになってくれると嬉しいなぁ。
資金繰り支援
公庫や保証協会付きの資金繰り支援も、予算がとられています。ゼロゼロ融資は難しいでしょうが、コロナやロシア、原油高等の外部環境起因については、2023年もある程度良い条件で借りられるのではないでしょうか。
一部話題となった、経営者補償を徴求しない信用保証制度
これは、良しあしがあるんじゃないかな、と思います。もちろん様々なチャレンジをしやすくなるでしょうが、腹を決めて経営をする覚悟がスタートアップに必要なところ、こういった支援はちょっと余計なお世話なんじゃないかなぁというのも気持ちとしてはあり。
その他、スタートアップ支援が色々と目立つ印象です。岸田内閣の想いが反映された内容ですね。良いことなんじゃないかなと思います。
2023年度の支援制度のまとめ
このように一通りをチェックしてみると、何らかの設備投資を行う際にはいずれかの支援制度が適用できる可能性はとても高いですね。活用できるかできないか、は、経営に大きなインパクトを与えるといえます。
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