サーバー消失から2週間でWebサイトを復旧。5年の蓄積を早期にリカバリーし、持続可能な運用体制を支援
東京都中央区エリアで、相続や会社登記を手掛ける司法書士法人エンパシー様。
5年以上にわたって週1回のブログ更新を続け、100記事以上の専門情報を蓄積されていましたが、契約していたサーバー会社の事業終了により、バックアップがない状態でWebサイトとブログデータが削除されるトラブルが発生しました。
TenCyでは、Webアーカイブを活用した緊急復旧から、XServerへの移管、WordPressの保守・バックアップとセキュリティ対策の設定までを実施し、Googleの評価の滅失を回避して持続可能な運用を支援しました。
この記事では、サイト消失から復旧までの経緯と、その後どのような運用体制を整え、Webサイトがどのような成果につながっているのかについてお伺いしました。
- CMSWordPress
- 対応範囲Webサイトの運用保守
- 主な業務Webサイトの復旧・復元、サーバー移管、WordPress保守運用・バックアップ体制支援、セキュリティ対策、オリジナルイラスト制作
- 成果サイトの消失から約2週間で復旧し、自律的な運用が可能となるような体制を実現
目次
POINT
Webアーカイブから約9割を復旧:バックアップがない状態からWebアーカイブを活用し、担当スタッフの主体的な作業推進もあって100記事以上のコンテンツを復元。約2週間でサイトを再公開しました。
保守・バックアップ体制を再構築:国内シェアNo.1のレンタルサーバーであるXServerへの移管、自動バックアップと運用レクチャーを実施し、再発防止を見据えた運用体制を整備しました。
継続的な情報発信を信頼獲得につなげる:これまで蓄積したノウハウを活かし、社内体制のみで週1回のブログ更新を継続。サイトをきっかけに区内事業者からの相談獲得にもつながった。
サーバー会社の事業終了で、Webサイトと100記事以上のブログが消失
サーバーの事業終了に伴うサイトダウンが発生
──まずは、弊社にご連絡を頂いたきっかけについて教えてください。
柿沼さん:
もともとWebサイトでは、5年以上にわたって週1回のブログ更新を続けていました。相続や会社登記についての記事を中心に、100記事以上が蓄積されていたのですが、契約していたサーバー会社が事業を終了することになり、案内メールに気付かずにWebサイトとブログデータが突然削除されてサイトが表示できなくなる、という出来事がありました。しかも、社内にはサイトを復元できるバックアップデータが残っていない状態でした。
それまで長い時間をかけて蓄積してきた記事も含め、Webサイト全体が見られなくなってしまったことになります。Webサイトのトラブルが実際に起こったときに誰に相談しよう、となって、これまでも付き合いのあったTenCyさんに相談しました。
──今ではちょっとした笑い話ですが、司法書士事務所エンパシーのサイトはブログに注力していることは知っていましたが、突然サイトが無くなってしまって私も何事かと(笑)
柿沼さん:
高仲さんに相談してサイトをみてもらったところ、そもそもサイト自体が存在しない、という状態になってしまっていて。言われてサーバー会社からのメールを探してみたところ、半年前にサービス終了のアナウンスのメールがあったことに気づきました(笑)。
──サーバー会社やドメインの契約を自動更新にしていなくてサイトがみれなくなる、という相談は時々あるのですが、サーバー会社のサービス終了はなかなかレアケースでしたね(笑)。
柿沼さん:
サイトが表示されなくなったことに気づいたのが、完全にサービスが終了した後だったので、サイトのデータ自体が完全に無くなってしまっていました。バックアップデータも取得していなかったので、ブログが全て無くなることも覚悟しましたね(笑)。
──通常はバックアッププラグイン等を使ってバックアップデータがあるのですが、今回は存在しないため、Webアーカイブに保存されていた過去のスナップショットを利用し、サイトを復元する方法を提案しました
柿沼さん:
調査をしてもらった結果、Webアーカイブに大半のページはあるということが分かり、ブログもWebアーカイブでみることができると判明して安心しました。集客にもある程度の成果があったので、できれば記事も復元したかったので。
TenCyさんに、過去に利用していたテーマを調べてもらって、同じテーマを導入することで近いデザインには再構成できると提案をいただき、復元までの作業をお任せできると感じました。
復旧後はXServerへの移管と保守体制を見直し
──サイト復旧までの推進プロセスはいかがでしたか?
柿沼さん:
Webアーカイブからの情報取得と、同一有償テーマの活用を提案してもらった後、約2週間でこれまでとほぼ同じデザインでサイトを復旧してもらいました。
サーバーもシェアNo.1という根拠からのエックスサーバーを提案してもらって、今回のようなケースが生じる可能性は今後は低いと思います。バックアップの取得方法やWordPressの管理方法をレクチャーする時間を設けてもらって、今では運用を仕組み化することができています。
──自社内でサイトの更新やバックアップを運用できる体制は素晴らしいと思います。実際、中小企業では更新やバックアップ取得自体実施していないところも多いので。
柿沼さん:
社内のSlackに「ITチャンネル」があり、そこでブログ担当やサイト管理を分担しながら共有しています。バックアップ取得の報告共有やサーバー会社との契約等も管理できており、復旧以降はしっかり運用できていると思います。
ブログも、Webアーカイブから担当スタッフが9割近くを頑張って復元してもらって。復旧後も継続的な記事更新もできており、地域の事業者からの問い合わせに繋がったりと集客やブランディングに一定の効果を生んでいると思います。
──この事件からしばらく経った今でもしっかり記事も投稿されていて素晴らしいと思います
柿沼さん:私とスタッフで担当を交代しながら、週一回程度のペースでブログを継続しています。記事のテーマは、実際の問い合わせニーズを踏まえて「相続手続き」と「会社・法人登記」をおおむね50:50の割合で発信してます。
コロナ禍における書面決議について解説した記事など、その時々のニーズを捉えた情報発信から、単一の記事で1万PVを超えるアクセスを獲得したケースもありました。その時期だからこそ必要とされる情報もありますので、そうした内容を記事にすることで、多くの方に読んでいただけたと感じています。
継続的な情報発信は、単純なWebサイトからの問い合わせ件数だけではない成果にもつながっています。
近隣で引退を検討している税理士からの顧客引き継ぎや、地域企業からの直接受任など、専門家としての信頼を前提とした相談や紹介につながるケースも生まれました。
長く情報を発信し続けていることで、事務所としてどのような仕事をしているのか、どのようなことを相談できるのかを知っていただく材料になっていると感じています。
過去には周年記念ノベルティの制作も弊社で担当

──過去には、周年イベントとしてノベルティを配布したりしていましたね。弊社でイラストを作成したこともありました
柿沼さん:
高仲さんと最初にお会いした当時は、営業・集客活動を頑張っていた時期でした(笑)。今は昔ほど周年記念に何かを作って、配って、というモチベーションは落ち着いているのですが、ホームページの写真は古いので更新の検討が必要ですね。
いまは営業活動に力を入れるというより、繋がりでのご紹介や既存のお客様との関係性を大事にしています。ですが、区内の事業者からホームページに問い合わせがあったり、等、ブログを継続することの価値も感じているので、発信は続けていきたいと思います。
Webサイトを「作る」だけでなく、守りながら育てていく
今回の事例は、サーバー会社の事業終了によるWebサイト消失というトラブルからスタートしました。
バックアップがない状態からWebアーカイブを活用して約2週間でサイトを復旧し、その後はXServerへの移管、バックアップ、WordPressの保守、セキュリティ対策、社内での管理情報共有まで、Webサイトを継続的に運用するための環境を整えています。
さらに、復旧後も週1回の情報発信を継続することで、1万PVを超える記事や、地域企業からの直接受任、専門家からの紹介といった成果にもつながっています。
Webサイトは、制作・公開した時点で完成するものではありません。
定期的なメンテナンスによって安全に「守る」ことと、継続的な情報発信によって「育てる」こと。その両方を続けることで、企業や事務所の信頼を蓄積するWebサイトになっていきます。
今後もTenCyでは、司法書士法人エンパシー様のWebサイトの安定した運用と、継続的な情報発信をサポートしていきたいと思います。
士業のホームページ制作や保守運用にお悩みならTenCy株式会社へ
士業のWebサイトでは、デザインや情報発信だけでなく、WordPressのアップデート、バックアップ、セキュリティ対策など、継続的な管理も重要です。
TenCyでは、ホームページの新規制作・リニューアルだけでなく、既存WordPressサイトの保守運用、サーバー移管、トラブル時の復旧、イラストや各種販促物の制作まで幅広く対応しています。
司法書士・税理士・中小企業診断士など、士業のホームページ制作や運用にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。



